実はアップルが多大な収益をあげられるのはこの人の手腕と作り上げた仕組みによるところが大きいかと。(実際にはプレートたる人材と世界各地の取引企業との信頼関係がなせる業ですが…)
もともとこの人の最大の能力は「在庫管理」。一見地味なスキルですがどうしてこれを巨大な企業・市場を相手に発揮出来る人など世界にそうはいません。
マイクロソフトもマウスやキーボード…あるいはXBOXなどハードウェアも展開していますが、Appleの場合PCもガジェットもすべて自社で展開し ている以上ハードウェアの調達から販売までの力は相当に必要です。コストを下げるためにもここに力を注がないのはありえない話。実際iPhoneをはじめ としてすべてのAppleの商品はハードウェアの原価は販売価格より確実に下回り収益性が極めて高いように作られているのですから。
必要な部材を必要なだけ必要な時に揃え、無駄な在庫を残さない。商品を切れさせない能力。
…言うは簡単ですが、新商品への切り替えの時かつてのAppleは不良在庫のバーゲンセールを常にやっていたようなものでした。
ところがティムが入社してしばらくするとそれはなくなり、新製品が出るちょっと前には「あれ、店頭から少し在庫減ってるな」となっていて。新商品は発売日
にかなり潤沢な量が世界的に確保されているというサイクルに変わっていたのですから。(とはいえ宣伝とリスクヘッジのためにいつも需要より少ない数しか出
荷していませんが)。
もともとはコンパックかどこかで働いていた人ですが、倉庫業務にも精通した職人。経営者としてよりこちらの方の力が際立っている人です。
その能力がさらに異質なのは、既存の商品だけでなく今まさに開発している商品にもそれが出来るということ。新製品のためのパーツ調達から在庫の確保まで実
に様々なことに対して非常に優れたバランス感覚と調達・調整を行っています。もちろん一人でやってるわけではないんですが、人を使うのも実にうまい。